524-AWS SAP AWS 「理論・実践・一問道場」Trusted Advisor

 

理論

AWS EC2インスタンスの過小利用を検出して停止する方法
AWS(Amazon Web Services)の利用において、EC2インスタンスはクラウド環境の基盤を支える重要なリソースですが、長期間使用されていないインスタンスや低利用率のインスタンスがコストの無駄を引き起こすことがあります。そのため、過小利用のEC2インスタンスを自動的に検出して停止することは、コスト効率を改善するための重要な手段です。

1. AWS Trusted Advisorを使用した低利用率のインスタンス検出

AWS Trusted Advisorは、AWS環境の最適化に役立つ推奨事項を提供します。Trusted Advisorの「低利用のEC2インスタンス」レポートは、CPU利用率が低いインスタンスを自動的に検出するために使用されます。これにより、リソースが過剰に消費されているインスタンスを発見し、停止を検討できます。

2. Amazon CloudWatchによるリソース監視

Amazon CloudWatchは、EC2インスタンスのパフォーマンスメトリクス(CPU利用率、ネットワークI/Oなど)をリアルタイムで監視します。CloudWatchアラームを設定して、低利用のインスタンスを特定することができます。これらのメトリクスを基に、Lambda関数を呼び出してインスタンスを停止する自動化が可能です。

3. Amazon EventBridgeによる自動化

Amazon EventBridgeは、AWSサービス間でイベントをトリガーするサービスです。EventBridgeを使うことで、低利用インスタンスに関連するアクション(例えば、インスタンス停止)を自動的に実行するルールを作成できます。例えば、Trusted AdvisorやCloudWatchで検出された低利用のインスタンスを停止するためのイベントルールを設定することができます。

4. タグを活用したフィルタリング

インスタンスにタグを付けることで、部門やビジネスユニットごとにリソースを管理できます。これにより、過小利用インスタンスを部門ごとに識別して停止することが可能になります。例えば、「環境」や「ビジネスユニット」などのタグを使って、対象インスタンスをフィルタリングし、必要なインスタンスのみを停止することができます。

5. AWS Lambdaでの自動化

AWS Lambdaを活用することで、コードを使ってEC2インスタンスを自動的に管理できます。例えば、CloudWatchメトリクスやEventBridgeイベントに基づいて、インスタンスの停止や開始を自動化するLambda関数を作成することができます。

まとめ

過小利用のEC2インスタンスを特定して停止するためには、AWSのさまざまなツール(Trusted Advisor、CloudWatch、EventBridge、Lambda)を組み合わせて利用することが重要です。これにより、コスト削減と運用の効率化を図ることができます。

実践

一問道場

質問 #524
ある企業はAWSに移行し、AWSビジネスサポートを利用しています。この企業は、AWSアカウント全体でAmazon EC2インスタンスのコスト効率を監視したいと考えています。EC2インスタンスには、部門、ビジネスユニット、および環境のタグが付けられています。開発用EC2インスタンスはコストが高いが、利用率は低いです。
この企業は、過去14日間のうち4日以上、平均CPU利用率が10%以下、ネットワークI/Oが5MB以下であった開発用EC2インスタンスを検出して停止する必要があります。
どのソリューションが最も運用負荷を抑えてこの要件を満たしますか?
A. 部門、ビジネスユニット、および環境のタグに基づいてEC2インスタンスの利用率を監視するためにAmazon CloudWatchダッシュボードを構成します。Amazon EventBridgeルールを作成して、AWS Lambda関数を呼び出し、過小利用の開発用EC2インスタンスを停止します。
B. AWS Systems Managerを構成してEC2インスタンスの利用率を追跡し、過小利用のインスタンスをAmazon CloudWatchに報告します。CloudWatchデータを部門、ビジネスユニット、および環境のタグでフィルタリングします。Amazon EventBridgeルールを作成して、AWS Lambda関数を呼び出し、過小利用の開発用EC2インスタンスを停止します。
C. AWS Trusted Advisorが報告するEC2インスタンスの低利用率を検出するためにAmazon EventBridgeルールを作成します。ルールを設定して、AWS Lambda関数を呼び出し、部門、ビジネスユニット、および環境のタグでデータをフィルタリングし、過小利用の開発用EC2インスタンスを停止します。
D. 毎日実行されるAWS Lambda関数を作成して、すべてのEC2インスタンスの利用率データを取得します。データをAmazon DynamoDBテーブルに保存します。Amazon QuickSightダッシュボードを作成し、DynamoDBテーブルをデータソースとして使用して、過小利用の開発用EC2インスタンスを識別し停止します。

解説

正解は C です。
C. AWS Trusted Advisorが報告するEC2インスタンスの低利用率を検出するためにAmazon EventBridgeルールを作成します。ルールを設定して、AWS Lambda関数を呼び出し、部門、ビジネスユニット、および環境のタグでデータをフィルタリングし、過小利用の開発用EC2インスタンスを停止します。

解説:

  • AWS Trusted Advisor は、EC2インスタンスのリソースが過剰に使用されているかどうかに関する推奨事項を提供します。特に、低利用率のインスタンスを検出するために便利です。
  • EventBridge でトリガーを設定し、AWS Lambda を呼び出して、過小利用の開発用EC2インスタンスを停止することができます。
  • タグによるフィルタリング も可能で、部門、ビジネスユニット、環境に基づいてインスタンスを識別できます。
他の選択肢に比べて、Trusted Advisorを活用することで、過小利用のインスタンスを効率的に検出し、自動で停止する流れが簡素化され、運用負荷を最小限に抑えることができます。
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