345-AWS SAP AWS 「理論・実践・一問道場」アクティブ・アクティブ

 

理論

1. Amazon EC2 Auto Scaling とアプリケーションのスケーリング

  • Auto Scalingは、EC2インスタンスの数を動的に変更することで、アプリケーションのトラフィック需要に応じてリソースをスケールする仕組みです。これにより、トラフィックの急増にも柔軟に対応できます。
  • スケーリングポリシーを設定して、EC2インスタンスを増減させるタイミングを調整できます。

2. 高可用性のための多AZ展開

  • 複数の**Availability Zone(AZ)**にまたがってリソースを展開することで、可用性が向上します。たとえば、ALBやEC2インスタンスを複数のAZに展開することで、単一のAZがダウンしても、別のAZでサービスを継続できます。

3. Route 53 と フェイルオーバールーティング

  • Amazon Route 53は、DNSサービスを提供し、トラフィックを複数のリソースに分散できます。フェイルオーバールーティングポリシーを使うことで、片方のリージョンが障害を起こした際に、トラフィックを別のリージョンに自動的に切り替えられます。
  • ヘルスチェックを設定することで、リソースの健康状態を監視し、問題が発生した場合に他のリージョンへトラフィックをルーティングできます。

4. アクティブ・パッシブ構成

  • アクティブ・パッシブ構成では、1つのリージョンが「アクティブ」な運用を行い、もう1つのリージョンが待機状態(パッシブ)となります。Route 53のフェイルオーバー機能を活用することで、アクティブリージョンがダウンした際に、パッシブリージョンにトラフィックが切り替えられます。

5. AWSリージョン間の通信

  • 異なるリージョン間でのリソース通信が必要な場合、VPC Peeringを使って、2つのリージョンにまたがるリソースを接続できます。ただし、ALBが複数のリージョンに跨ることはできないため、フェイルオーバーを目的とした設計では、Route 53のフェイルオーバー機能を活用し、各リージョンに個別のALBを設置します。

6. 災害復旧(DR)戦略

  • 災害復旧には、アクティブ・アクティブまたはアクティブ・パッシブの構成が一般的です。アクティブ・アクティブでは両方のリージョンで稼働しており、トラフィックを分散させます。アクティブ・パッシブでは、通常は1つのリージョンが運用され、もう一方は障害時に切り替え用として待機しています。

まとめ:

この問題は、アプリケーションの可用性と災害復旧の要件を満たすための設計に関するもので、EC2 Auto ScalingRoute 53のフェイルオーバールーティングALB、およびVPC Peeringを使ったリージョン間の接続方法が重要です。

実践

一問道場

問題
北米の企業が、us-east-1リージョンで実行される新しいウェブアプリケーションを展開しています。このアプリケーションは、ユーザーの需要に応じて動的にスケールし、レジリエンシーを維持する必要があります。さらに、このアプリケーションは、アクティブ-パッシブ構成でus-west-1リージョンにディザスタリカバリ機能を持っている必要があります。
us-east-1リージョンにVPCを作成した後、ソリューションアーキテクトはどのステップを実行するべきですか?
A. us-west-1リージョンにVPCを作成し、インターリージョンVPCピアリングを使用して両方のVPCを接続します。us-east-1リージョンのVPCに複数のアベイラビリティゾーン(AZ)にまたがるアプリケーションロードバランサー(ALB)を展開します。各リージョンの複数のAZにわたるEC2インスタンスをAuto Scalingグループの一部として展開し、ALBによってサービスを提供します。
B. us-east-1リージョンのVPCに複数のアベイラビリティゾーン(AZ)にまたがるアプリケーションロードバランサー(ALB)を展開します。複数のAZにわたるEC2インスタンスをAuto Scalingグループの一部として展開し、ALBによってサービスを提供します。同様のソリューションをus-west-1リージョンに展開します。Amazon Route 53でフェイルオーバールーティングポリシーとヘルスチェックを有効にしたレコードセットを作成し、両リージョンでの高可用性を提供します。
C. us-west-1リージョンにVPCを作成し、インターリージョンVPCピアリングを使用して両方のVPCを接続します。両方のVPCにまたがるアプリケーションロードバランサー(ALB)を展開します。複数のアベイラビリティゾーンにわたるEC2インスタンスをAuto Scalingグループの一部として各VPCに展開し、ALBによってサービスを提供します。ALBを指すAmazon Route 53レコードを作成します。
D. us-east-1リージョンのVPCに複数のアベイラビリティゾーン(AZ)にまたがるアプリケーションロードバランサー(ALB)を展開します。複数のAZにわたるEC2インスタンスをAuto Scalingグループの一部として展開し、ALBによってサービスを提供します。同じソリューションをus-west-1リージョンに展開します。各リージョンのALBを指す別々のAmazon Route 53レコードを作成します。Route 53ヘルスチェックを使用して、両リージョンでの高可用性を提供します。

解説

この問題では、北米の企業がアプリケーションをus-east-1リージョンで展開し、us-west-1リージョンでディザスタリカバリを実現するために、どのようにして可用性を確保するかを問われています。以下、各選択肢を解説します。

A.

間違いです
  • インターリージョンVPCピアリングを使ってVPCを接続する方法は、異なるリージョン間でリソースを直接接続する手段ですが、アプリケーションの高可用性や災害復旧にはあまり向いていません。
  • また、ALBを複数のAZにまたがって展開するのは、同一リージョン内での可用性確保に有効ですが、他リージョンにわたるフェイルオーバーには不向きです。

B.

正解です
  • Amazon Route 53フェイルオーバールーティングポリシーを使用して、2つのリージョン間でのトラフィックの切り替えを実現できます。
  • ALBを複数のAZにまたがって展開し、Auto Scalingグループでスケーリングを実施することで、高可用性を確保します。
  • Route 53のヘルスチェックを使用することで、アクティブなリージョンにトラフィックを自動的にルーティングし、障害が発生した場合に別のリージョンに切り替えられるため、災害復旧の要件にも対応できます。

C.

間違いです
  • ALBが両方のVPCにまたがって展開されるというのは技術的にサポートされていません。ALBは同一VPC内の複数のAZに展開できますが、複数のVPCにまたがることはできません。
  • そのため、この構成は実現不可能です。

D.

間違いです
  • この選択肢では、2つのリージョンにおいて同様のインフラを展開していますが、Route 53で複数のレコードを作成するだけでは、フェイルオーバーを実現するためのロジックが不足しています。
  • 高可用性を確保するためには、Route 53のヘルスチェックを使ったフェイルオーバールーティングが必要です。この選択肢ではヘルスチェックの設定がないため、問題の要件を満たしません。

正解の理由:

選択肢 B は、Route 53のフェイルオーバールーティングを使用して2つのリージョン間で自動的にトラフィックを切り替え、アプリケーションの可用性と災害復旧の要件を満たします。さらに、Auto ScalingALBを活用することで、トラフィックの増減に柔軟に対応でき、スケーラブルかつ高可用性を維持できます。

結論:

  • 正解は B です。
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完全独学で基本情報技術者をはじめ、32個の資格を仕事をしながら取得。
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