238-AWS SAP AWS 「理論・実践・一問道場」AWS Backup

 

理論


1. AWS Backup

  • AWS Backup は、AWS上でバックアップを一元管理するサービスです。複数のサービス(Amazon EC2、Amazon RDS、Amazon EFSなど)に対して、バックアップ計画を自動的に設定できます。これにより、バックアップのスケジュール、保持、復元を簡単に管理できます。
    • バックアップ計画(Backup Plan)を作成し、特定の保持期間(日次、週次、月次)に基づいてバックアップを保存します。
    • バックアップのコピー機能を利用して、バックアップを別のリージョンに複製できます。これにより、災害復旧の要件を満たすことができます。

2. AWS SNS(Simple Notification Service)

  • Amazon SNSは、通知サービスで、バックアップジョブのステータスを監視し、失敗時に通知を受け取るために使用されます。SNSは、AWS Backupのバックアップ計画と連携して、バックアップ処理が正常に完了したかどうかを確認し、問題が発生した場合に通知を送信します。

3. AWS Lambda

  • AWS Lambdaは、イベント駆動型でカスタム処理を実行できるサーバーレスコンピューティングサービスです。バックアップの失敗時に特定のアクション(通知やログ保存)を実行するカスタムコードを実行するために使用できます。ただし、AWS BackupやSNSの機能で十分に対応できる場合、Lambdaを使用する必要はなく、運用の手間が増える可能性があります。

4. バックアップ保持とスケジュール

  • 企業のバックアップ要件に合わせて、バックアップの保持期間(例えば、日次、週次、月次)を設定し、それに基づいた自動バックアップを実行することが重要です。AWS Backupを使用すると、バックアップルール(Retention Rules)を設定して、特定の期間データを保持できます。

5. 災害復旧と冗長性

  • 重要なデータのバックアップは、リージョン間冗長性を持つことが推奨されます。バックアップを1つのリージョンに保存するだけでなく、災害が発生した場合に備えて別のリージョンにバックアップをコピーすることで、データの損失リスクを軽減します。

実践

一問道場

 
質問 #238
トピック 1
ある企業が最近、AWSクラウドで新しいアプリケーションワークロードのホスティングを開始しました。この企業は、Amazon EC2インスタンス、Amazon Elastic File System(Amazon EFS)ファイルシステム、およびAmazon RDS DBインスタンスを利用しています。
規制およびビジネス要件を満たすために、データバックアップについて以下の変更を行う必要があります:
  • バックアップは、カスタムの日次、週次、および月次要件に基づいて保持される必要があります。
  • バックアップは取得後すぐに少なくとももう1つのAWSリージョンに複製される必要があります。
  • バックアップソリューションは、AWS環境全体でバックアップステータスの一元的な情報を提供する必要があります。
  • バックアップリソースが失敗した場合は、即時通知を送信する必要があります。
以下の手順の組み合わせで、最小限の運用負荷でこれらの要件を満たすものはどれですか?(3つ選択してください)
A. カスタムの保持要件ごとにバックアップルールを含むAWS Backupプランを作成する。
B. AWS Backupプランを設定して、バックアップを別のリージョンにコピーするようにする。
C. AWS Lambda関数を作成して、バックアップを別のリージョンに複製し、失敗が発生した場合に通知を送信する。
D. バックアッププランにAmazon Simple Notification Service(Amazon SNS)トピックを追加し、BACKUP_JOB_COMPLETED以外のステータスを持つ完了ジョブについて通知を送信する。
E. カスタムの保持要件ごとにAmazon Data Lifecycle Manager(Amazon DLM)のスナップショットライフサイクルポリシーを作成する。
F. 各データベースでRDSスナップショットを設定する。

解説

この問題の解説を以下に行います。目標は、最小限の運用負荷で要求されたバックアップ要件を満たすことです。問題におけるバックアップ要件は次のとおりです:
  1. バックアップ保持要件:バックアップは日次、週次、月次のカスタム保持要件に従って保持される必要があります。
  1. バックアップのリージョン間複製:バックアップは、取得後すぐに少なくとも1つの他のAWSリージョンに複製される必要があります。
  1. バックアップステータスの一元管理:バックアップの状態は、AWS環境全体で一元的に管理され、モニタリングされる必要があります。
  1. バックアップ失敗時の通知:バックアップ失敗が発生した場合、即時に通知が送信される必要があります。
これらの要件に基づいて、各選択肢を見ていきます。

A. AWS Backupプランを作成し、バックアップルールを設定する

  • 解説: AWS Backupを使ってバックアップのスケジュールと保持ルールを設定することができます。これにより、日次、週次、月次の保持要件を簡単に管理できます。この選択肢は要件を満たしており、バックアップのスケジュールを最小限の操作で自動化できます。
  • 適合性: 必要(バックアップの保持とスケジュール管理)

B. AWS Backupプランを設定して、バックアップを別のリージョンにコピー

  • 解説: AWS Backupには、バックアップを他のAWSリージョンにコピーするオプションがあります。これにより、バックアップデータの冗長性と災害復旧の要件を満たすことができます。バックアップのリージョン間複製が求められているため、このステップは重要です。
  • 適合性: 必要(リージョン間バックアップの複製)

C. AWS Lambda関数を作成して、バックアップを別リージョンに複製し、通知を送信する

  • 解説: AWS Lambdaはサーバーレスのコンピューティングサービスで、カスタムバックアップ処理を自動化するために使用できます。バックアップの失敗時に通知を送信するなどのカスタムアクションを実行することができますが、AWS Backupサービスに含まれる機能でカバーできるため、運用負荷が高くなる可能性があります。
  • 適合性: 不必要(AWS Backupで済む機能をLambdaで実装するのは過剰)

D. Amazon SNSトピックをバックアッププランに追加して、バックアップ完了通知を送信する

  • 解説: Amazon SNSは、バックアップの完了や失敗に関する通知を送るために使用されます。AWS BackupにはSNS通知を設定するオプションがあり、バックアップジョブのステータスに基づいて通知を送信できます。これはバックアップの監視とエラー通知に最適です。
  • 適合性: 必要(バックアップ失敗時の通知)

E. Amazon Data Lifecycle Manager(DLM)スナップショットライフサイクルポリシーを作成する

  • 解説: Amazon DLMは、EBSスナップショットを管理するためのサービスです。しかし、問題文で示されているバックアップ対象はEC2インスタンス、EFS、RDSといった異なるサービスにまたがっており、DLMは主にEBSボリュームのバックアップに適しています。したがって、DLMはこのケースでは適切ではありません。
  • 適合性: 不必要(EBSバックアップ専用)

F. RDSスナップショットを設定する

  • 解説: RDSスナップショットは、RDSデータベースのバックアップを管理するために使用できます。RDSインスタンスに関連するバックアップ要件には役立ちますが、問題ではEC2やEFSなど他のリソースも対象であり、全体的なバックアップ戦略にはRDSだけでは対応できません。
  • 適合性: 不完全(RDSのみ対応)

最適な解答:

  • A: AWS Backupを使用してバックアップ計画を作成することで、スケジュールと保持要件を管理。
  • B: AWS Backupプランを設定して、バックアップを別リージョンにコピー。
  • D: Amazon SNSを使って、バックアップの状態に基づいた通知を送信。
これらの選択肢が最小限の運用負荷で要件を満たし、効率的なバックアップ管理を実現します。
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みなみの成長 🐝
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