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理論

分散システムにおけるストレージ選択のポイント

  1. ストレージタイプの特徴
      • Amazon EFS: 複数インスタンスから同時アクセス可能な共有ストレージ。高可用性とスケーラビリティが特徴。
      • Amazon EBS: 高速ブロックストレージ。Multi-Attachで共有可能だが、主に単一ポッド向け。
      • Amazon S3: オブジェクトストレージ。大容量データ保存やアーカイブに最適。
      • ローカルストレージ: 一時的なデータ保存用で高速だが、永続性はなし。
  1. バックアップ戦略
      • AWS Backup: EFSやEBSなどの自動バックアップ管理。
      • S3バージョニング: データ変更の保護とライフサイクル管理。
      • クラウドネイティブツール: Kubernetes全体のバックアップにVeleroなどを使用。
  1. Kubernetes統合
      • Persistent Volume (PV)とClaim (PVC): ストレージ利用の抽象化。
      • CSIプラグイン: ストレージ管理を簡略化。
  1. 耐障害性とパフォーマンス
      • アベイラビリティゾーン間でデータを共有(EFS, S3)。
      • アクセス頻度とデータサイズに基づいたストレージ選択(EBS: 高速、EFS: 共有、S3: 大容量)。

実践

一問道場

Question #175

トピック 1

ある企業では、Amazon Elastic Kubernetes Service(Amazon EKS)クラスター内で複数のポッドのReplicaSetとしてアプリケーションを実行しています。このEKSクラスターには、複数のアベイラビリティゾーンにノードがあります。アプリケーションは多くの小さなファイルを生成し、これらのファイルはアプリケーションのすべての実行インスタンスでアクセス可能である必要があります。さらに、これらのファイルを1年間バックアップして保持する必要があります。
要件を満たしながら、最速のストレージパフォーマンスを提供するソリューションはどれですか?

A: Amazon Elastic File System(Amazon EFS)ファイルシステムを作成し、EKSクラスター内のノードを含む各サブネットにマウントターゲットを設定します。ReplicaSetをファイルシステムをマウントするよう構成し、アプリケーションにファイルをそのファイルシステムに保存するよう指示します。AWS Backupを構成してデータをバックアップし、1年間保持します。
B: Amazon Elastic Block Store(Amazon EBS)ボリュームを作成します。EBS Multi-Attach機能を有効にし、ReplicaSetをEBSボリュームをマウントするよう構成します。アプリケーションにファイルをEBSボリュームに保存するよう指示します。AWS Backupを構成してデータをバックアップし、1年間保持します。
C: Amazon S3バケットを作成します。ReplicaSetをS3バケットをマウントするよう構成し、アプリケーションにファイルをS3バケットに保存するよう指示します。S3バージョニングを構成してデータのコピーを保持し、S3ライフサイクルポリシーを構成して1年後にオブジェクトを削除します。
D: ReplicaSetを、実行中の各アプリケーションポッドで利用可能なストレージを使用してローカルにファイルを保存するよう構成します。サードパーティツールを使用して、EKSクラスターを1年間バックアップします。

解説

解説: EKSクラスタでのストレージ選択

この問題は、EKS(Elastic Kubernetes Service)クラスタ上で動作するアプリケーションに最適なストレージとバックアップ戦略を選ぶことを問われています。以下に選択肢の分析を示します。

選択肢の分析

A: Amazon EFSを使用する(正解)
  • 理由:
    • 共有ストレージ: EFSは複数のポッドから同時にアクセス可能で、アプリケーション間でデータを簡単に共有できます。
    • バックアップ: AWS Backupを利用して自動的にデータを1年間保持できます。
    • パフォーマンス: EFSはNFS(Network File System)ベースのサービスで、高スループットが求められる用途に最適。
    • 結論: 要件(高速性、共有性、バックアップ)をすべて満たします。

B: Amazon EBSを使用する
  • 問題点:
    • 制限的な共有性: EBSのMulti-Attachを利用しても、複数ノードでの使用には制約があり、EKSのReplicaSetの全ポッドでの同時使用は難しい。
    • 運用の複雑性: 各ポッドに対して個別にEBSをアタッチする必要があるため、運用負荷が高い。

C: Amazon S3を使用する
  • 問題点:
    • ファイルシステムではない: S3はオブジェクトストレージであり、ファイルシステムとしての利用には適さない。
    • パフォーマンスの問題: S3はデータの書き込みや読み取りに時間がかかる場合があり、リアルタイムアクセスが必要なシナリオには不向き。

D: ローカルストレージを使用する
  • 問題点:
    • データの永続性が不足: 各ポッドのローカルストレージに依存するため、ポッド再作成時にデータが失われる可能性が高い。
    • バックアップの管理が難しい: サードパーティツールを用いたバックアップは管理が複雑になる。

結論: Aが最適

  • Amazon EFSを使用する選択肢は、アプリケーションの特性(小さいファイルの共有、高速性)と要件(1年間のバックアップ保持)に完全に適合します。AWS Backupで簡単に管理でき、複数アベイラビリティゾーン間での共有も可能です。
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