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理論

RDSプロキシとは
notion image
RDSプロキシ
RDSが保持する情報
情報の種類
説明
接続プール
RDSプロキシはデータベース接続のプールを管理し、接続の再利用を行います。これにより、接続のオーバーヘッドを削減します。
接続の状態
データベースインスタンスの接続状態を監視し、フェイルオーバーが発生した場合でも接続を切り替えます。
データベースエンドポイント情報
アプリケーションに提供するデータベースインスタンスまたはクラスタのエンドポイント情報を保持します。フェイルオーバー後でも新しいエンドポイントを提供します。
認証情報
アプリケーションが接続するための認証情報(ユーザー名、パスワード)を保持し、自動的に提供します。
フェイルオーバーテスト後に、再確立できなかった理由

主要な理由:

  1. 静的な接続エンドポイントの使用:
      • RDSのエンドポイントは通常、データベースインスタンスがフェイルオーバー時に変更されませんが、フェイルオーバー後に新しいプライマリインスタンスに接続するためには、新しいIPアドレスを使用する必要があります。アプリケーションが古いエンドポイント(フェイルオーバー前のもの)を参照し続けていた場合、接続が失われます。
  1. 接続の再試行:
      • フェイルオーバー後、アプリケーションは接続の再試行を行わない場合があり、これにより接続が自動的に再確立されないことがあります。通常、接続プールの構成が不足しているか、接続再試行の設定が適切でない場合があります。
  1. 接続プールとタイムアウト設定の問題:
      • アプリケーションがデータベースへの接続プールを使用している場合、フェイルオーバー後の新しいインスタンスへの切り替えが適切に行われないことがあります。また、接続タイムアウト設定が短すぎる場合、再接続の試行が早期に終了してしまい、接続が確立できないことがあります。

解決策:

  • RDSプロキシの導入:
    • RDSプロキシは、フェイルオーバー後でも接続を維持し、アプリケーションが新しいインスタンスに接続するために必要な設定を隠蔽します。これにより、接続が途切れることなく、フェイルオーバー後も自動的に接続が再確立されるようになります。
  • アプリケーションの接続設定の改善:
    • アプリケーションが接続の再試行接続プールを適切に設定し、フェイルオーバー後に新しいインスタンスへ自動的に切り替えられるようにする必要があります。特に、アプリケーションで動的に接続先を変更する機能を追加することが推奨されます。
このように、フェイルオーバー後に接続を再確立できなかった原因は、主に接続先のエンドポイント再試行のロジックに関する設定ミスに起因しています。

実践

一問道場

質問 #72

アプリケーションは、us-east-1リージョンでAmazon RDS for MySQLのマルチAZ DBインスタンスを使用しています。フェイルオーバーテスト後、アプリケーションはデータベースへの接続を失い、接続を再確立できませんでした。アプリケーションを再起動した後、接続が再確立されました。
ソリューションアーキテクトは、アプリケーションが再起動せずにデータベースへの接続を再確立できるようにするソリューションを実装する必要があります。
どのソリューションがこの要件を満たすでしょうか?
  • A.
    • Amazon Aurora MySQL Serverless v1 DBインスタンスを作成し、RDS DBインスタンスをAurora Serverless v1 DBインスタンスに移行します。アプリケーションの接続設定をAuroraリーダーエンドポイントを指すように更新します。
  • B.
    • RDSプロキシを作成し、既存のRDSエンドポイントをターゲットとして設定します。アプリケーションの接続設定をRDSプロキシエンドポイントを指すように更新します。
  • C.
    • 2ノードのAmazon Aurora MySQL DBクラスターを作成し、RDS DBインスタンスをAurora DBクラスターに移行します。RDSプロキシを作成し、既存のRDSエンドポイントをターゲットとして設定します。アプリケーションの接続設定をRDSプロキシエンドポイントを指すように更新します。
  • D.
    • Amazon S3バケットを作成し、AWS Database Migration Service (AWS DMS)を使用してデータベースをAmazon S3にエクスポートします。Amazon Athenaを使用してS3バケットをデータストアとして設定します。アプリケーションに最新のOpen Database Connectivity (ODBC)ドライバーをインストールし、アプリケーションの接続設定をAthenaエンドポイントを指すように更新します。

解説

この質問では、RDSフェイルオーバー時にアプリケーションが再起動せずにデータベース接続を再確立できるようにするための最適なソリューションを選ぶ必要があります。

問題点の詳細

  • フェイルオーバーが発生すると、RDSはスタンバイインスタンスをプライマリインスタンスとして昇格します。
  • RDSのエンドポイントはフェイルオーバー後も同じですが、アプリケーションが接続を維持し続けることができない場合があります。理由としては、データベースドライバーや接続の再試行の欠如などが考えられます。
  • アプリケーションを再起動せずに接続を再確立できるようにする必要があります。

選択肢の分析

A.

  • 内容:
      1. RDS DBインスタンスをAurora Serverless v1 DBインスタンスに移行。
      1. アプリケーションの接続設定をAuroraリーダーエンドポイントに更新。
  • 評価:
    • 利点:
      • Aurora Serverlessはスケーラブルであり、リーダーエンドポイントを使用すると複数のリーダーインスタンス間での接続が可能。
    • 欠点:
      • フェイルオーバー問題の解決とは直接関係がない。
      • Aurora Serverless v1は高可用性の課題があり、AuroraマルチAZやプロキシほど適していない。
  • 結論: 不適切(フェイルオーバー時の接続問題を解決できない)。

B.

  • 内容:
      1. RDSプロキシを作成し、既存のRDSエンドポイントをターゲットとして設定。
      1. アプリケーションの接続設定をRDSプロキシエンドポイントに変更。
  • 評価:
    • 利点:
      • RDSプロキシは、接続プールを管理し、フェイルオーバー時に接続を維持するための再試行を自動で行う。
      • アプリケーションコードや設定に大きな変更を加える必要がない。
    • 欠点:
      • RDSプロキシを使用するための追加コストが発生する。
  • 結論: 適切(フェイルオーバー時に接続を維持可能)。

C.

  • 内容:
      1. 2ノードのAurora MySQL DBクラスターを作成し、RDSインスタンスをAuroraに移行。
      1. RDSプロキシを設定してアプリケーションの接続をプロキシ経由に変更。
  • 評価:
    • 利点:
      • Auroraは高可用性を提供し、クラスター内でのフェイルオーバーは非常に迅速。
      • RDSプロキシが接続の再試行を管理。
    • 欠点:
      • Auroraへの移行は大規模な変更を伴い、移行中のダウンタイムが発生する可能性がある。
      • 現在の要件でAurora移行が必須ではない。
  • 結論: 過剰(Aurora移行が不要であるため、コスト・時間が増加)。

D.

  • 内容:
      1. Amazon S3にデータベースをエクスポート。
      1. Amazon Athenaを使用してデータにアクセス。
  • 評価:
    • 利点:
      • データ分析用途には適している。
    • 欠点:
      • S3とAthenaはRDSの代替にならない。
      • アプリケーションがリアルタイムでデータベースと連携する構成には不適切。
  • 結論: 不適切(設問の要件を満たしていない)。

正解: B

RDSプロキシを使用することで、接続プールの管理とフェイルオーバー時の接続再試行を自動化できます。これにより、アプリケーションは再起動せずにデータベース接続を維持でき、ダウンタイムが最小化されます。

補足

  • RDSプロキシは、高スループット環境やフェイルオーバーが頻繁に発生するケースに最適なソリューションです。
  • RDSプロキシを利用するには、プロキシを作成し、ターゲットグループに既存のRDSインスタンスを追加した後、アプリケーションを新しいプロキシエンドポイントに接続する必要があります。
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