コンテナイメージの管理ラボ

準備

手順

1. Nginxコンテナイメージをローカルに取得

1. ターミナルを開き、docker-registry-cli コマンドでNginxイメージを検索します。
• 検索結果の例:

2. docker pull コマンドでイメージを取得します。

3. docker images コマンドで取得済みイメージを確認します。
• 結果の例:

2. Nginxコンテナを起動

• 名前: official-nginx

• デーモンモード: 有効（バックグラウンドで動作）

• 使用イメージ: nginx

• ポート転送: ホストのポート8080 → コンテナのポート80

3. コンテナ内でHTMLファイルを編集

1. コンテナ内にログイン:

2. index.html ファイルを編集:

3. コンテナを終了:

4. コンテンツを確認:
• 出力例: DO285 Page

4. コンテナの変更内容を新しいイメージとして保存

1. コンテナを停止:

2. イメージをコミット（保存）:
• 結果の例:

3. 新しいイメージに名前とタグを設定:

5. 新しいイメージでコンテナを作成

• 名前: my-nginx

• デーモンモード: 有効

• 使用イメージ: do285/mynginx:v1.0

• ポート転送: ホストのポート8280 → コンテナのポート80

• 出力例: DO285 Page

6. 実施内容の確認

7. クリーンアップ

1. コンテナを停止:

2. コンテナを削除:

3. イメージを削除:

4. 環境をクリーンアップ:

成果

• Dockerイメージの取得と確認方法

• コンテナの作成・起動・管理

• コンテナ内でのファイル編集と新しいイメージの保存

• イメージを使用した新しいコンテナの作成

要約

1. コンテナイメージのレジストリ

• プライベートレジストリとパブリックレジストリ
• 内部利用にはプライベートレジストリを、外部公開にはパブリックレジストリを使用します。

• Red Hat Software Collections Library (RHSCL)
• Red Hat認定済みのイメージを registry.access.redhat.com で提供。

• 追加レジストリのサポート
• /etc/sysconfig/docker ファイルで ADD_REGISTRY 変数を編集して新しいレジストリを追加可能。

2. セルフサイン証明書のサポート

• セルフサイン証明書を使用するレジストリをサポートするには、/etc/sysconfig/docker ファイルの INSECURE_REGISTRY 変数にレジストリを追加します。

3. レジストリのAPI

• RESTful API
• レジストリはRESTful APIを実装しており、イメージの取得（pull）、登録（push）、操作が可能。
• このAPIはDockerデーモンだけでなく、curl などのツールで直接クエリを送信できます。

4. イメージ検索

• パブリックレジストリの場合: docker search コマンドを使用。

• プライベートレジストリの場合: docker-registry-cli コマンドを使用。

5. イメージ取得とタグ管理

• イメージの取得（pull）
• レジストリからイメージを取得するには docker pull コマンドを使用します。

• タグ（tag）
• タグは、複数バージョンのイメージ管理に役立ちます。

6. イメージのエクスポートとインポート

• コマンドの種類
• docker export と docker import: コンテナのエクスポートとインポート。
• docker save と docker load: イメージのエクスポートとインポート（推奨）。

• 推奨方法
• 通常は docker save と docker load コマンドの使用が推奨されます。

7. イメージの公開（push）と削除（rmi）

• 公開（push）
• カスタマイズしたイメージをレジストリに公開するには docker push コマンドを使用します。

• 削除（rmi）
• キャッシュ内のイメージは docker rmi コマンドで削除可能。