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OpenShift コンテナプラットフォームのインストール
目標
- OpenShiftをインストールし、クラスターを構成する。
目的
- インストールのためにサーバーを準備する。
- インストール手順を実行して、OpenShiftクラスターを構築および構成する。
- インストール後の作業を実行し、クラスターの構成を確認する。
セクション
- インストールのためのサーバー準備(ガイド付き演習)
- Red Hat OpenShift Container Platformのインストール(ガイド付き演習)
- インストール後の作業実行(ガイド付き演習)
ラボ
なし
インストールの準備
目標
このセクションが終了した時点で、受講者はインストールのためにサーバーを準備できるようになります。
インストール概要
- Red Hat OpenShift Container Platformは、RPMパッケージとコンテナイメージの組み合わせで提供されます。
- RPMパッケージはRed Hatの標準リポジトリ(Yumリポジトリ)からサブスクリプションマネージャを使用してダウンロードされ、コンテナイメージはRed Hatのプライベートコンテナレジストリから取得されます。
インストールの方法
OpenShiftのインストールには2つの方法があります:
- クイックインストール(Quick Installation):シンプルなクラスター設定に使用されます。少数の質問に答えることでインストールが始まります。
- 高度なインストール(Advanced Installation):複雑なインストールに使用され、Ansible Playbooksを用いて自動化します。
OpenShift 3.9以降、クイックインストール方式は廃止され、高度なインストール方式が推奨されるようになりました。このコースでは高度なインストール方式を使用します。
Ansibleの役割
Ansibleはオープンソースの自動化プラットフォームで、複数のサーバーを一貫した方法でカスタマイズおよび構成するために使用されます。Ansible Playbooksは、サーバーの望ましい構成を宣言するために使用され、サーバーが宣言された状態にない場合に構成が調整されます。Ansibleは「冪等性(idempotence)」を持ち、何度実行しても最終的な構成が変わりません。
OpenShiftのインストールにはAnsible Playbooksとロールが使用され、これらは
atomic-openshift-utils
パッケージに含まれています。インストール前の準備
OpenShiftをインストールするには、クラスターのホストサーバーを準備する必要があります。インストールが始まる前に以下の準備を行います:
- パスワードレスSSHの設定: リモートの全てのマシンにおいて、ユーザーアカウントのパスワードなしSSH接続を設定します。また、リモートユーザーがrootでない場合、そのユーザーにはsudo権限を設定します。
- 通信確認:
マスターサーバーとノードサーバー間で通信ができることを確認します。
ping
コマンドを使用して、ホスト間の通信ができるかどうかを確認します。
- ワイルドカードDNSゾーンの設定:
OpenShiftルーターコンポーネントが動作するノードのIPアドレスに解決するワイルドカードDNSゾーンを設定する必要があります。
ping
やdig
コマンドで確認します。
ワイルドカードDNSゾーンとは、特定のドメインに対するすべてのサブドメインを一括して指定できるDNSの設定です。たとえば、
*.example.com
というワイルドカードDNSゾーンを設定すると、foo.example.com
やbar.example.com
など、example.com
のすべてのサブドメインに対して同じIPアドレスやサービスを割り当てることができます。OpenShiftのようなクラスタ環境では、動的に増減するサービスに対応するため、ワイルドカードDNSを使って、サブドメインをすべて一つのIPアドレス(通常はルーターのIPアドレス)に解決させることがあります。これにより、個別にDNSレコードを管理する必要がなくなり、運用が簡便になります。
- サーバーの準備: サーバーはRed Hat Enterprise Linux 7.3、7.4、または7.5である必要があります。各ホストはRed Hat Subscription Management(RHSM)を使用して登録され、OpenShift Container Platformのサブスクリプションに紐付けられます。
- 必須リポジトリの有効化:
必要なリポジトリが有効になっていることを確認します。
rhel-7-server-rpms
以外にも、rhel-7-server-extras-rpms
やrhel-7-server-ansible-2.4-rpms
などを有効にします。
Ansibleのインストール
- リポジトリの有効化:
subscription-manager
コマンドを使用して、Ansibleのリポジトリを有効化します。
- Ansibleのインストール:
リポジトリを有効化した後、
yum
コマンドを使ってAnsibleをインストールします。
Ansible Playbooksの使用
Ansible Playbooksは、構成タスクを自動化するために使用されます。PlaybookはYAML形式で書かれ、複数のプレイ(tasksの集まり)を含みます。各プレイは指定されたホストグループに対してタスクを実行します。
Ansible Playbookの例:
- 最初のプレイ「Install a File」では、
workstations
ホストグループの各サーバーに対して/tmp/sample.txt
というファイルをコピーします。
- 2番目のプレイ「Hello OpenShift Enterprise v3.x」では、
OSEv3
ホストグループのサーバーにhello
ロールを適用します。
Ansibleインベントリファイル
インベントリファイルは、実行するプレイブックに関連するホストグループを定義します。以下のように、各ホストグループを定義し、それぞれのホストに必要な設定を行います。
まとめ
OpenShiftのインストールには、サーバーの準備、Ansibleによる自動化されたインストールが必要です。インストールには高い技術が要求され、適切な準備と確認を行うことが重要です。
- 作者:みなみ
- 链接:https://tangly1024.com/資格勉強/140d7ae8-88e2-8067-8e76-e8b856235b4b
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